OCEP第五電算室

この国を今一匹の亡霊が徘徊している――クソネミと言う名の亡霊が。

戦争は起きない、という安全神話

アンチの方がファンより詳しい、ということがある。この前の正月、久しぶりに会った東京在住の家族に山本太郎の話をしようとした際に「そいつの話をするな」と睨まれてしまった。その人は特定秘密保護法案がらみのバカ騒ぎを知らなかったし*1、まあその方が精神衛生上いいのかもしれない。酪王カフェオレが幾つあっても足りやしない。

でまあ、その山本某は脱原発候補の一本化が出来なかったために得票率を上げる運動をするそうだ。それは大いに結構なのだけど、舛添氏や田母神氏の得票数が上がったら目も当てられないなあとか考えつつ都知事選の動向を探っていたら、こんな動画を見つけた。
※下記の動画にはアジテーション成分が多量に含まれています。ご視聴の際にはお気をつけ下さい。

山本太郎さんの都知事選挙に向けた思い - 2014年1月24日 - YouTube

彼"ら"の次のお題は集団的自衛権の阻止であり、特定秘密保護法案の廃止だそうだ。で、動画の最後の方、5:00ぐらいの時にこんな台詞があった。

あなたの大切な人を、あなた自身を戦場に連れて行かれないようにするために

そりゃあ、自分だって戦場には連れて行かれたくはない。だが、現に私は故郷を不当に貶めようとする奴らを許す気はないし、あってはならないことだが、他所の国が攻めてきた場合、自衛のために協力するのかもしれない。

 誰かを守るため。父や母や妹のため。
 それだって原理的には、自己犠牲であり、愛他行為であり範囲を限定した利他行為だ。つまり、戦争は愛によって戦われうる。生存の適応として相容れないと思われた愛他精神と殺人衝動とが、ここで奇妙に矛盾を解消してしまうのだ。
 

99%の人々を守るため*2、と彼らは言うが、万が一の事態が起きた時に、はたして国民を守れるのだろうか。こちらから手を出さない限り戦争にならないなんて、それこそ安全神話じゃないか。

*1:その際「あいつ学校出てるの?」と呆れる様に言った

*2:衆院選落選直後は「自公維新以外に入れた人々」と言っていた――それは流すとしても、今は公務員なのだから国民100%の利益を尊重していただかないと。