OCEP第五電算室

この国を今一匹の亡霊が徘徊している――クソネミと言う名の亡霊が。

書き起こし:【オペレーションコドモタチ賛同者メッセージ】 山本 太郎 02

以下、【オペレーションコドモタチ賛同者メッセージ】 山本 太郎 02 - YouTubeより引用。

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高濃度汚染地域 東京から、山本太郎です。

超高濃度汚染地域 福島・東北にお住まいの皆さん、こんにちは。

この度は、東京に電力を送るために作られた福島原発の事故、本当に申し訳ありませんでした。そんな気持ちでいっぱいです。東京の人たちも、そう思ってると思います。

言わせてください僕にも。

福島の皆さん、東北の皆さん。できることなら、避難してください。

最悪の状況です。世界中に例を見ない、最悪の事故です。進行中です。

今毎日、とんでもない濃度の汚染物質、空から降ってきています。海に垂れ流してます。この状況で生活するのは、ありえないです。癌になるのを待ってるだけです。避難してください。

4月に引き上げられました、子供たちの被曝量……基準ですか、異常です。殺人的です。1ミリシーベルトから20ミリシーベルトまで引き上げられました。これがどれくらい異常なのか、大体の方はご存知だと思います。

チェルノブイリ事故、25年前にありました。その事故では、5ミリシーベルトになると、国から強制移住させられました。なのに、福島の子供たちは、20ミリシーベルトでも、大丈夫らしいです。文部科学省によると。殺人行為です。

みなさん。このままだと、モルモットにされるだけです。避難したりだとか、賠償だとか、本当に途方もないお金がかかるから、国は見殺しにしようとしています。それが答えです。

今、避難しなければ、5年後、10年後の答え合わせのときにひどい状況になって、自分たちに降りかかることは間違いないです。

この20ミリシーベルトっていうのがどれくらいふざけている数なのかというと、放射線業務従事者、原発などで働いている人たちですね、専門的知識があって、成人です。そういう人たちでも、20ミリシーベルト被曝するっていうのは、ほんのひと握り、8万4千人いる人たちのなかでもひと握りなんです。でも、福島の人たちは大丈夫だって言われています。

わかりますよね? 言ってる意味。その中で生活するっていうのは異常です。しかも、空から降ってくる、大気からの汚染だけじゃないです。汚染された食料だったり、水だったり、そういうのを取り込むことによって、内部被曝します。濃縮されます。それがどういう状況になるかっていうのは、チェルノブイリなどでもう証明されています。ごっそりと、若い世代がいません。ある世代からある世代まで、だいたいもう年寄りしかいないような地域が生まれてくるわけです。

「がんばろう福島」、「がんばろう東北」、「がんばろう日本」。大いに思います。僕もそう思う。本当にみんなで頑張っていこうって。でも頑張ろうと思ったって、若い世代がすっぽり抜け落ちた、そんな日本でどうやって復興していくんですか。

今できることは、疎開することです。避難して、命をつなぐことです。

今、国は、来年の1月までにこれを収束させると言いました。でも、ノープランです。どうやって収束するかもわかんないんです。落ち着かせるために言葉だけで言いました。そう言っている間にも、毎日、大量の汚染物質が、空へ、海へと、垂れ流し続けています。

今、本当に収束するっていうんなら、その収束する間だけでも、どこかにいきませんか。その一番汚染された状況のなかで、今までどおりの生活を続けるっていうのは、ありえないです。未来はないです。


本当に申し訳ないんですけど、こんなことを言うのは……この最悪な状況に合わせて、20ミリに引き上げた、君たち、20倍で我慢してくれよ、そういうメッセージなんです。1ミリシーベルトで2,500人に1人が癌。20ミリシーベルトで125人に1人が癌。子供は放射線に対して5倍の感受性を持ってるらしいです。ということは、25人に1人は死ぬんです……そんな中で暮らせますか?

もちろん、みなさん、ご存知の情報から目をそらして、今までどおりの生活を続けるってのもありです。それはでも、大人たちだけの話じゃないですか。これからの世代、子供たちに生きてもらわないと。親のエゴで今までどおりの生活をさせて、5年後10年後の答え合わせで、病気になりましたつったって、誰も守ってくれないんです。誰を責めるんですか。

大人の無理心中につきあわせた結果、子供が死ぬって状況を受け入れられますか?

ぜひ、疎開してください。

東京もヤバいです。250キロです。220キロから50キロ、福島から。そういう地域でも高濃度に汚染されています。チェルノブイリでは、280キロ先の地域が、無茶苦茶汚染されました。東京も、おそらくそういう状態だと思います。僕も、このまま汚染が続くなら、今の職業を諦めて、疎開しようと思ってます。

未来の日本にバトンをつなぐためにも、子供たちの未来を作るためにも、いま勇気をだして、疎開してみませんか?

とりあえず、その福島が、福島の原発が、収束するっていわれている、その見通しがつく、そこがはっきりするまでの間だけでもいいじゃないですか。未来にバトンをつなぐために、命をつなぎましょう。是非お願いします。

オペレーション・コドモタチでは、北海道への疎開を、今提案しているんですけど、そこでは4千戸、受付しているらしいです。自分たちだけはちょっとって思われている方、隣近所誘い合って、北海道でまた一から新しい生活を始められるってことです。しかも、就職も斡旋してもらえるらしいです。

今までどおり生き方はできないです。3.11以降は、新しい生き方を探していかなきゃだめです。そこから目をそらすことは、罪だと思います。子供たちを無理心中に引き込まないでください。大人として、新しい日本を作るという意気込みで、子供のためにも、疎開してください。

よろしくお願いします。