OCEP第五電算室

この国を今一匹の亡霊が徘徊している――クソネミと言う名の亡霊が。

れいわ新選組、参議院内閣委員会質疑取りやめ(なぜ代役を立てないのか?)に対する山本代表の回答

前置き

2022年12月5日、れいわ新選組不定例記者会見を開催。山本太郎代表兼選挙対策委員長、大石晃子共同代表(仮)、櫛渕万里共同代表(仮)、多ケ谷亮国会対策委員長が出席した。

会見中の質疑応答にて、れいわ新選組参議院内閣委員会の質疑を取りやめた件の質問がなされた。同委員会は水道橋博士議員(幹事)が所属しているが、同議員は現在休職中である。このためか、11月8日、10日、24日の質疑を取りやめている。

一方、れいわ新選組はこの件についてこれまで正式な見解を示したことはなかった。唯一といえるのが、山本代表がおしゃべり会にて支持者からの質問に答えたとする文章である。このおしゃべり会は非公開であり、公の場で山本代表による見解が示されたのはこの質疑応答が初めてであった。

本題(1:01:44〜)

youtu.be

質問者:

フリーライターの畠山です。3点伺っていいでしょうか。
まず1点目、不定例で久しぶりなんで伺いますが、11月10日の参議院の内閣委員会で質疑を取りやめたということがあったと思うんですけど、
これ、どういう経緯かというのを説明していただきたいというのと……まとめて質問した方がいいですか。1点ずつ。じゃあ、1点ずつで。まず、これを。

山本代表:

ありがとうございます。各議員様々な委員会に入っているということはご存知のとおりだと思います。
で、れいわ新選組は今、事実上の1名欠員状態ということですね。この1名欠員状態という状態で何が起こるかということですけれども、その委員会に参加できない状況になっちゃうということです。
じゃあ、その参加できていない委員会に対して、じゃあ別の人が埋めようじゃないかということがひとつ方法として考えられます。
で、実際に埋められるところは埋めています。だから、埋まらないところは埋められないということです。それだけのことです。で、なぜそこを埋められないかといったら、当然質疑の準備だったりさまざまなことをやっているということですね。
これを全て埋めなければいけないということになっちゃったら、次倒れる人は誰だろうなという話になっちゃうということ。
少なくとも参議院では私と、天畠と、舩後と木村という面子でやっているわけですね。
で、この間でもちろん穴を埋めるための作業というのをやっています。で、ここを一切埋めずに行くということも事実上可能なんですね。
権利として、要は今、休職をされているという方のためにですね、これはもう戻ってきた時に発言ができるという権利を担保してくれということは可能なんですよ。
でも、この国会の中でのパワーバランスの中で、権力闘争の中でそれを奪おうとするような動きもあるわけですから、
やっぱりこの入れるところには入ったほうがいいというのは当然ですけど、私たちは大きな会派ではないから。
大きな会派であるならば、人はいくらでも立たせられるわけですね。私たちはもう限られた人数しかいない中で、自分たちが立てるときには立てるという方法をしないと、
次、確実に誰かが壊れるという状態になっちゃう。それはさすがに避けなきゃいけない。
そこに対して、私たちの委員会回しに関して、いろんなご意見はあるでしょうけど、私たちは安全第一にやっていく。無理なことはしないということがやっぱり一番ですね。
だって適当な質疑していいんだったら立ちますよ。般若心経を唱えたりとか、自分の身の上を話したりとか、
ヨイショするだけでいいとか、誰かが官僚に作らせた文を朗読するだけでいいんだったら、そんな楽なことはございません。
でもその時間さえもないぐらいに、やっぱり準備をしなきゃいけないし、やっぱり一球一球っていう球の込め方っていうのは、私たちは自分たちに誇りを持ってるし、それには時間をかけなきゃいけないし、っていうところでやっぱりやれないこともあるということです。

質問者:

マンパワーが足りなかったっていうこと? まとめると。

山本代表:

あ、一言でまとめちゃったら? ま、マンパワーが足りないっつっちゃったら、それだけでなかなか片付けられない問題だと思うんですよ。
4人いるやないかって話になるから。で、一番は何かって言ったら、やっぱり参議院参議院に関しては3人の障害を持たれた方々が入ってるわけですよ。 で、ただでさえ合理的配慮を求められているにも関わらず、これ健常者のスピード。
その健常者のスピードというものを上回るスピードで委員会を回していって、次々に自分たちの思うことをやろうとしてるわけじゃないですか。
これありえないことですね。 はっきり言っちゃえば、その国会の進むスピードということさえも、やはり全体で合理的配慮をしていきながらやっていかなきゃならない問題。
だって、委員会回して次々に法律決めたって、ろくなもんしか決まってないんだもんって話なんですよ。
だからやっぱりここは、決まらない政治から決められる政治へっていうことになったけど、決められる政治になったけど、ほとんどろくでもないって話になるんだったら、決まらない方がマシなんですよ。
からしっかりと充実した審議をっていうことを本当のものにしなきゃいけないってことを考えたときに、これは
その3議員には、熟議の府であるということもあるし、あとやっぱり合理的配慮という部分も大きく衆議院とは違うわけですね。3人の重度障害の方々がいらっしゃるわけだから。
そういった意味でもやはり、そのスピードというものは、これ緩められなければいけないものだと私は思ってます。
じゃないと、私たちのね、この状況で、そこ穴が開いてますから埋めに行きますみたいなことは気楽にはできない、気軽にはできないっていうことだと思います。