OCEP第五電算室

この国を今一匹の亡霊が徘徊している――クソネミと言う名の亡霊が。

その涙を疑う

3.11以降、郷里関係のものにめっぽう弱くなってしまった。「八重の桜」第一話冒頭、次々と砲弾が撃ち込まれる鶴ヶ城と「お城は渡さねぇ」「ならぬことはならぬのです」と呟き戦う川崎八重に、「花は咲く」の歌詞に、そしてこのCMに。

思いだしただけでも泣く。目頭が熱くなり、鼻がツーンと痛くなり、胸が締めつけられる。それこそパブロフの犬のように。

それでも、いやそれだからこそ、私はその涙を疑わなければならない。なぜ涙を流したのだろう? その後の苦悩を思ってか? 自分の苦難と重ね合わせてか?

涙を流す、それ自体は生理現象であり、自己的な理由で涙は流れる。だから、涙の有無で作品や物事の優劣を決める気はないし、見誤ってはいけないと思う。自分で感じたことが、自分の中では真実なのだから、流すこと自体に善悪を述べるつもりもない。

だが、その涙を利用する輩には気をつけなければなるまい。感動的ストーリーを押し売りするテレビや広告代理店、「お前たちも彼等のようにお国のために死ね」と主張する老人政治家。

涙に罪はないし、暫くはこの手の話で泣いてしまうだろう。ただ、涙に酔うことなく、潤んだ瞳で本質を見誤らないようにしたい。

痛みにも悩みにも貴賤はない。周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。
ワタシの一行(詳細)

ゲーセンとかけそばと泣ける話とゲラゲラ笑う人達 - 脳髄にアイスピック

一杯のかけそば - Wikipedia

方向性というやつ

ブログを始めてアレな話題が続くが、なにもいつもアレな事を考えているわけでないし、もう少し真面目な記事も書きたいと考えている。

ただ頭のなかで書きあぐねていたものを出しているので、どうしても偏ってしまうのだろう。このあたりは、回数をこなしていくことで薄れていくかな。

ともあれ、こんな拙い文章ですがお付き合い頂ければ幸いですm(_ _)m

山本太郎参議院議員 ~半年間の軌跡~

先日、YouTube山本太郎広報チャンネルに数本の動画がアップロードされていた。後にそれが参院選時のインタビュー動画を切り出したものだと分かったが、なぜこの時期に上げたのだろうとふと思い、彼が当選してちょうど半年になることに気が付いた。長いような、短いような。

いくらタレント議員でも、当選から半年間、ここまで注目され続けた議員もそうそういるまい。活動家から公人へ転身してから、その輝かしい軌跡を振り返ってみよう。(powered by Wikipediaニコニコ大百科

 

7月21日:参議院選挙東京選挙区にて当選。当選インタビューでは「力を貸してくれた人を裏切ってその人たちに命を狙われるのが怖い」「1Kgあたり100bqは、放射性廃棄物と同等」と話す。そしてこの日、第一子を授かる。

8月6日:2012年5月に結婚していたAさんと同年8月に協議離婚していたことが発覚し、議員会館にて記者会見を開く。選挙演説やインタビューでは「妻は大阪に母と同居」「母と2人でフィリピンにいる」等の虚偽の説明をしていたことに。またこの報道について「大きな力が動いている」と国家レベルの関与を匂わせる発言をする。

8月9日:提出された質問主意書の内容が福島みずほ議員と酷似していることが判明。

9月4日:反原発運動で知り合ったBさんとの間に第一子を授かっていたことを告白。公にしていなかったのは家族を守るためであり、子どもの名前を入手されたことについて「計り知れない大きな力が働いていることをハッキリと感じる」とやはり陰謀めいたものを感じているようだ。

10月15日:共産党ですら決議文を修正させた上で賛成した「2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会の成功に関する決議」にただ一人として反対。

10月24日:「ベクレてるんやろなぁ、国会議員に出すお弁当は」と発言。ベクレてるとは放射能汚染されている、という意味らしい。

10月26日:伊豆大島への視察中、ツイキャス中継にてスタッフが「人を殺したくて自衛隊になってる人もいるんですかね」と発言。山本議員は「適性検査で落とされるのではないか」と返した。またこの日ボランティアの扱いについて大島町長に高圧的に迫ったとされる記事が投稿されたが、複数の情報源から明確に否定されている。

10月31日:秋の園遊会にて天皇陛下に直接手紙を手渡した。内容は被曝問題と特定秘密保護法について。右から左までを巻き込んだ騒動となり、後日「厳重注意」と「任期中の皇室行事への参加禁止」の処分を受ける。

12月3日:特定秘密保護法案を通さないためには、70年安保のように国会を封鎖し「採決の日に議員を国会に入れなきゃ良いんですよ」と発言。

 

他にも(最近では服装を注意されたとか)あるが、ネットやニュースで大きく取り上げられたものをピックアップしてみた。もちろん、過労死等防止基本法議員連盟や子ども・被災者支援法推進自治体議員連盟に参加し、質問趣意書によって内閣に質問を繰り返すなどの活動もあるものの、主張はどうであれ彼が伝えたかったことよりも彼自身の行動に注目を集める結果となっている。その影響か週刊SPA!の「嫌いな男」3位「嫌いな政治家」2位などに選ばれている。

願わくは、一人でも多くの国民が彼の活動によって救われることを。

Markdown記法

当ブログではMarkdown記法を採用している。慣れてしまえばスマートフォンからの更新もでき、HTMLを書くよりずっと楽である。

ただ、Markdownで出来ないこともあり、たとえば、段落の右寄せなどはHTMLタグを使わないとできなかった。だが、場合によって*1は中央寄せはできるようだ。

Markdown `native` text alignment - Stack Overflow

この記事のように、-><- で文字を囲むと、

このように中央寄せになる。

これ右寄せもないかなぁ。引用の出典を示すのに使いたいんです。検索してもtableのことばかりであるorz

*1:Markdownも拡張されているものがある。この「場合」、はてなブログでは可能だということ

戦争は起きない、という安全神話

アンチの方がファンより詳しい、ということがある。この前の正月、久しぶりに会った東京在住の家族に山本太郎の話をしようとした際に「そいつの話をするな」と睨まれてしまった。その人は特定秘密保護法案がらみのバカ騒ぎを知らなかったし*1、まあその方が精神衛生上いいのかもしれない。酪王カフェオレが幾つあっても足りやしない。

でまあ、その山本某は脱原発候補の一本化が出来なかったために得票率を上げる運動をするそうだ。それは大いに結構なのだけど、舛添氏や田母神氏の得票数が上がったら目も当てられないなあとか考えつつ都知事選の動向を探っていたら、こんな動画を見つけた。
※下記の動画にはアジテーション成分が多量に含まれています。ご視聴の際にはお気をつけ下さい。

山本太郎さんの都知事選挙に向けた思い - 2014年1月24日 - YouTube

彼"ら"の次のお題は集団的自衛権の阻止であり、特定秘密保護法案の廃止だそうだ。で、動画の最後の方、5:00ぐらいの時にこんな台詞があった。

あなたの大切な人を、あなた自身を戦場に連れて行かれないようにするために

そりゃあ、自分だって戦場には連れて行かれたくはない。だが、現に私は故郷を不当に貶めようとする奴らを許す気はないし、あってはならないことだが、他所の国が攻めてきた場合、自衛のために協力するのかもしれない。

 誰かを守るため。父や母や妹のため。
 それだって原理的には、自己犠牲であり、愛他行為であり範囲を限定した利他行為だ。つまり、戦争は愛によって戦われうる。生存の適応として相容れないと思われた愛他精神と殺人衝動とが、ここで奇妙に矛盾を解消してしまうのだ。
 

99%の人々を守るため*2、と彼らは言うが、万が一の事態が起きた時に、はたして国民を守れるのだろうか。こちらから手を出さない限り戦争にならないなんて、それこそ安全神話じゃないか。

*1:その際「あいつ学校出てるの?」と呆れる様に言った

*2:衆院選落選直後は「自公維新以外に入れた人々」と言っていた――それは流すとしても、今は公務員なのだから国民100%の利益を尊重していただかないと。

都知事選・脱原発候補、一本化するならこの人!

まもなく東京都知事選の公示日だが、脱原発を争点にしたい勢力が「脱原発候補」の一本化を試み、失敗している。まあ、一本化と言っても宇都宮陣営と細川・小泉陣営、どちらかに降りろと言うだけなのだが。

都知事選、脱原発派の一本化断念 市民団体有志は細川氏:朝日新聞デジタル

23日告示の東京都知事選で、脱原発の主張が重なる日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)と元首相の細川護熙氏(76)に一本化を求めていた市民団体のグループは20日、一本化を断念した。両陣営に協議を求めたが、実現しなかったという。このうち代表者ら31人は、細川氏を支持する声明を出した。

両陣営の共通点は脱原発しかなく、そもそもこの脱原発さえも似て非なるのだから、合流しないのも肯ける。何が違うかと言えばイデオロギーであり、脱原発宣言をした小泉氏に接近した社民党よりは筋が通っていると見るべきか、大同の為には小異を棄てろよと野次るべきか。彼らにとって既に脱原発は小異と化している。

名護市長選挙では仲良く現職を応援していた人達も、明日以降はどちらに付くかが見物である。流石に山本太郎が細川・小泉陣営を応援するとは思わないが、彼と親交の深い三宅洋平氏が宇都宮派、彼とDVDを出し集会にも共に参加する仲の広瀬隆氏や文化人グループが細川・小泉派に付き、ある意味面白い展開となりつつある。

さて、一般に脱原発より重要度の高いとされる東京五輪についてだが、なんと両陣営とも開催容認派である。前回「他にお金を使うべきところがある」として見直しを表明していた宇都宮氏でさえコンパクトな五輪として容認し、辞退すべきとしていた細川氏ですら「東北でマラソンを」と転向しているようだ。ただ一人、五輪決議に反対した山本太郎(と彼の熱狂的支持者)がどうするのかが気になるところだが、宇都宮陣営でも細川・小泉陣営でもない、第3の道ともいえる候補が存在する!

それは、鈴木達夫氏。

彼の政策は「即時脱原発東京五輪返上」と田中龍作も納得のものである。

闘う弁護士・鈴木たつおさんが東京都知事選に出馬表明! - Sokuhou

①戦争・改憲と人権侵害の安倍政権を倒そう! ②すべての原発いますぐなくそう! ③労働者の団結を破壊する民営化・非正規職化反対、過労死を許さない! ④都民の生活と労働者の権利を破壊するオリンピックはやらない! ⑤盗聴の拡大と労働者民衆に対する弾圧体制に反対!

鈴木氏の支持団体であるNAZENと山本太郎は親交があり、彼が中核派組織の候補を応援することはなんら不思議ではない。今から一本化は難しいかもしれないが、脱原発東京五輪返上実現を目指すのであれば、ここはひとつ鈴木氏を都知事にすべきではなかろうか。

(ブログの)解説だ、当然のことながら。

一言居士が、二言三言と言い連ねるだけのブログである。当然、放置もありうる。

特定の人々を茶化すつもりでおりますが、まだ茶目っ気があるうちが花ということで。

イライラしたら酪王カフェオレ。これ大事。