れいわ新選組の2021年衆院選候補者調整に関する時系列整理
昨日、れいわ新選組元構成員の三井氏と辻村氏が発言している動画を視聴し、2019年参院選〜2021年衆院選に至るまでの候補者調整について興味深いことがわかった。自身の認識を整理するために時系列にまとめた。
なお、本人たちの証言や主張をもとにしているため、事実と異なる場合や意見が食い違う可能性は存在する。また、肩書は当時のものである。
時系列
れいわ構成員 | 山本太郎 | 立憲・共産 | |
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(2019) 参院選終了後 |
山本代表、各候補者に衆院選出馬を打診。供託金は党が出すと説明(三井) | ||
11/29 | 立憲側から「東京8区、候補予定者をおろすのはやぶさかではない」と接触あり。消費税減税が立憲の公約でないことから交渉を見送る | ||
(2020) 2/17 |
衆院選第一次候補者記者会見 山本代表「泡沫候補になったら公認を取り消す」発言が裏で物議を醸す(三井) |
東京5区*1・東京7区*2に候補者擁立 | |
2/18 | ライブ配信動画にて、長妻氏から「自分たちの選挙区に候補を擁立するのはやめてほしい」と言われたことを挙げ、「小っちぇえ」と嘲笑 | ||
(2021) 6/15 |
枝野氏の消費税減税発言を評価 | 「時限的な消費税減税を目指す」と発表(枝野) | |
7月下旬 | 党から「情勢調査が芳しくない、続けるのは難しいのではないか」「供託金と選挙費用は党から出さない、個人が負担するなら構わない」(三井) | ||
8月上旬 | 「山本代表が東京8区を含めた選挙区を検討」と耳に入った(辻村) | ||
8/9 | 立憲側との直接の話し合い | ||
8月下旬 | 小選挙区出馬辞退を申し出。「野党共闘のために身を引くと表現してほしい」とお願いするも「そういう依頼はないので表現はできない」(三井) | ||
8/27 | 立憲側との直接の話し合い | ||
9月初旬 | 「比例に回ってほしい」選挙区を降りることが党内で内定、ただし最終決定ではない(辻村) | ||
9/4 | 大池幸男氏、立候補辞退に言及(後に「党本部の意向」で撤回) | ||
9/6 | 太田和美氏、柏市長選立候補報道 | ||
9/7 | 野党共闘政策について「れいわも結ぶよ〜」とツイート(深夜1時) | ||
9/8 | 市民連合と野党4党、野党共闘政策の調印式 | ||
9/10 | 太田氏、記者会見で立候補表明 | ||
9/17 | 立憲側との直接の話し合い | ||
時機不明 | 山本代表から東京8区で立候補したいという意向を聞いていた、しかし厳しいと回答(福山) | ||
9/24 | 立憲側との直接の話し合い | ||
9/30 | 党首会談 枝野代表「やり取りがなされてるのは知っている、別のものが対応に当たってるという発言にとどめる」 |
山本氏が東京8区から出たいという話が出回り、一本化調整がペンディング(共産党杉並地区委員長) | |
10/6 | 静岡2区のコアボランティアに大池氏不出馬の説明 | ||
10/7 | 事務所に山本代表が来訪し、コアなボランティアに不出馬のお詫びをした(三井) | 10/8に発表すると立憲に連絡。立憲了解。候補予定者と念書を交わしたとも。 | |
10/8 | 午前、党内手続き(山本代表の選挙区は秘匿) 山本代表から北陸信越ブロックへの振替と代表の東京8区出馬が電話で伝えられる(辻村) |
山本代表東京8区出馬報道について 「再考を求める」(枝野) 「立候補する意思を聞いておらずコメントできない」(志井) |
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10/8夜 | 新宿駅前にて東京8区からの立候補表明 立憲・共産とは調整が済んでおらず、交渉の材料として先に出馬表明したと強調 |
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10/9 | 三井氏含む4名、決起集会に登壇せず(説明はなし) | れいわ新選組総決起集会 「困惑しているのは私」「候補者との辻褄合わせ、調整は先方がやること」(山本) |
「率直に言って困惑」(枝野) |
10/11 | 東京8区からの出馬取りやめ発表 | ||
10/12 | 立憲、吉田春美氏を東京8区に正式公認 | ||
10/15 | 政治をかえる8区の会緊急集会、辻村氏出席 | ||
10/16 | 自身の比例転出を含む選挙区変更や、三井氏ら4名の出馬取りやめを発表 |
更新履歴
- 5/22 11:45 カラムの変更、表示調整
- 5/22 12:33 項目の追加
- 5/22 13:03 表示崩れを修正
- 5/22 13:15 総決起集会に関する情報の追加
- 6/3 一部追加
- 10/9 項目の追加